
数年前にくらべると、脱毛関係の記事や宣伝をよく目にするようになりました。まるで一大脱毛ブームが来たかのようです。 「どうやら友達もみんなしてるみたい」「えっ、お試し価格でこんなに安いの?」「私もしてみよう!」と思っている方、そもそもなぜ、今、こんなに脱毛がはやっているのか、そのワケを知りたくありませんか? 今後の脱毛計画やサロン選びのご参考になれば幸いです。
■20年くらい前までは、脱毛は医療クリニックでしかできなかった!
今でも「ニードル脱毛」と呼ばれる方法は、基本的にはそうです。これは、毛根の1つ1つに針を刺し、電流を流して毛根を焼き切るという方法です。簡単にご説明しますと、 「毛のメラニンに反応した熱の力で発毛組織を破壊」させるという方法です。
ものすごく痛いですし、料金もかなりかかります。ですから昔は、深刻に毛深いことを悩んでいる方のみがこの方法での脱毛に頼っていたのです。現在、エステサロンや脱毛サロンでは「光脱毛・フラッシュ脱毛」と呼ばれる脱毛方式で脱毛を行っています。
これは光の威力を落とせば医師法に反することなく脱毛が行え、毛深いことを特に深刻に悩んでいる方だけではなく、すべての一般の方を広く対象にすることができるようになったからです。
■永久脱毛とうたえるのは、ニードル脱毛だけ!
「ニードル脱毛」では毛根を完全に焼き切り、 「発毛組織を破壊」してしまいますので、その効果は永久です。100年以上の歴史があることも、それを証明しています。それに反して「光脱毛・フラッシュ脱毛」は、まだ世に出て数十年しかたっていませんし、 「クリニック以外で永久脱毛をうたうことは医師法で禁止」されてもいます。
ですからサロンの宣伝文句で、キャンセルを施術1回消化と見なすことはしないという「回数永久保証」の文字を見かけたことはおありかもしれませんが、 「脱毛効果永久保証」という文字はごらんになったことがないはずです。
なお、光脱毛がニードル脱毛にくらべて安価なのは、毛根という「点」ではなく、より広い範囲、「面」に一度に光を当てられるのでスピードが速いということと、施術者が医師である必要はなく、脱毛そのものに特別な技術を要しないので人件費が安いということがあります。
■脱毛理由が一般的な「身だしなみ」となり、サロンがはやるように!
もしもあなたがかなり毛深い方で仕上がりに完璧を求めるのなら、いくら痛くても、いくら高くても「ニードル脱毛」を選ぶ方がより確実で早いと思いますが、それほど毛深くない方にとっては、サロンで痛みなく安価に脱毛の施術を受けられることは魅力ですよね。
やや毛深い方の場合、最大回数、最長期間の契約でも終了後に追加の施術が必要と感じる可能性もあります。ですから、サロン選び、コース選び、もしくはいっそクリニックを選ぶのかについてはあらかじめ慎重に考えたいですね。
ライター:tanuchan