
セルフでムダ毛処理を行うのであれば、できる限り処理回数を減らしたい。これはセルフでムダ毛を行うほとんどの方が考えることなのではないでしょうか?そして、真っ先に思いつくのが毛抜きによる処理でしょう。
毛抜きでの処理には確かにメリットがあるのですが、その反面、とんでもないデメリットも隠されています。では、毛抜き処理のメリット・デメリットは、それぞれどのようなところにあるのでしょうか?
■毛抜きでのムダ毛処理はこんなメリットがあります!
まず、毛抜き1本で行えるわけですから、低コストで処理を行うことができます。そして、毛抜きで健康な毛を引っ張って抜くことによって、毛根部分までスパッと抜くことができます。さらに、途中で切れてしまわない限り、毛根から毛を引き抜くことができるわけですから、毛包内部に新たな毛母細胞が誕生し、それが細胞分裂、角化というプロセスを得て毛穴から露出してくるまでには時間がかかります。
つまり、効果の持続期間が長続きするということですね。これらが、毛抜き処理のメリットです。
■ちょっと待って!こんなデメリットがあるって知ってました?
メリットの部分だけを見てしまうと、毛抜きによる処理は合理的なムダ毛処理方法のように思えますね。ですが、毛抜きによる処理には、あらゆるデメリットもついて回ります。1.痛い
毛抜きは健康な毛を無理やり力ずくで引き抜くわけですから、当然、痛みを伴います。
2.毛穴が開く
毛サイクルで退行期を迎えて弱々しくなっている毛ならともかく、成長期真っただ中の毛は、毛根にしっかりとしがみついています。そして、それを無理やり引き抜いたあとには、ぽっかりと毛穴が開いてしまうことがあります。
3.毛穴から細菌が侵入しやすくなる
ぽっかりと開いてしまった毛穴は実に無防備な状態となっているため、細菌たちにとってこんなに都合が良いことはありません。そして、開いた毛穴から細菌が侵入してしまた場合では、毛穴の内部が炎症を起こすことも少なくはありません。
4.埋没毛の危険
埋没毛とは、毛穴部分が薄い皮膚に覆われてしまい、新たに誕生してきた毛が、その薄い皮膚を突き破ることができず、皮下で成長を続ける状態です。
この状態が起こってしまったら、ピンセットなどで皮膚を破って無理やり毛を引っ張り出すか、皮膚科のお世話になるしかありませんね。
このような理由から、毛抜きでの処理はできる限り避けることがベストであると考えることができます。
■でも、どうしても毛抜きで処理したいの!というときには?
まず、使用する毛抜きは必ず清潔なものを使用して下さい。そして、処理前には入浴で身体を温めて、毛穴を開かせておきましょう。また、お風呂場には意外と雑菌が多く住みついていることが考えられますので、必ず別のお部屋で処理を行って下さいね。
そして、毛抜きでの処理後には、化粧水、乳液、クリームなどで保湿ケアを行いましょう。
一部では、消毒用エタノールでの処理が適切…という意見も存在しているようですが、消毒用エタノールはお肌への刺激が強く、また、蒸発時にはお肌の水分まで持って行ってしまう可能性がありますので、避けることがベストであるといえるでしょう。